アペフチ

カンバセイション・ピース

途中しばらく読まなくなってまた続きを読み始めたり、気に入った同じところを何度も読んだり、ちょっとした中断は再三やっていて、戻った時にどこまで読んだか分からなくなって記憶のあるところからまた読み直したらその先も実は読んだことある所だったけど構わず重複して読んだりということを繰り返して一年半ぐらい掛かった『カンバセイション・ピース』を読み終えました。筋とか出来事とか感情とか別にない(重要じゃない)ので早く続きを読みたい、読まなくちゃっていう焦りもないし、一度離れてまた戻ってもなんの問題もないという安心感があったりでリラックスして読み進めないことができていた、それなのに本を離れている間もずっと読んでいる気がしていて、多少の緊張感もあって、「読むのを諦めよう」という気になったりしない本でした。世界観が変わった気がする。

眼鏡を掛けると

ケースから取り出して作ったばかりの眼鏡のフレームを耳に乗せるとファミレスのメニューブックのステーキの写真が目に飛び込んで来たのだが、一瞬後にまたぼやけた。それから改めてゆっくりと焦点が合い、周辺のグラスや皿なんかもよく見え始める。
眼鏡をかける動作によって眼筋が混乱したのだろう。これまでの度の合ってない眼鏡にアジャストされていた眼筋たちは僕の眼鏡を掛けるという動作を引き金に条件反射でこれまで通りの収縮或いは弛緩をした。これはつまり、眼筋は水晶体で屈折して入ってくる光の焦点を自動的にうまく合わせたり、僕の脳からの命令でわざと焦点をずらしたりするという器官ではなくて、眼鏡を掛ける、という腕の動きを覚えさせられた、独自の記憶を持つという器官なのかも知れないと思った。

WEB+DB PRESS Vol.110

@skojiさんが「WEB+DB PRESS vol.110」を買った、と言ってスクショを張っていたのが笹田耕一さんの「Rubyのウラガワ」という連載の第一回「オブジェクトはどうやって表現するのか?」で、面白そうですねという話をしていた( https://bookwor.ms/@skoji/101986558374837620 )。そうしたら@takahashimさんも記事を書いていたらしく、その紹介をされたので、買って、まずはそちらを読んでみた。

ところ、なんとSPARQLの話で(「SPARQLで知識データベースを自在に検索! オープンデータのためのWikidata入門」)、興奮して職場で声を出して驚いてしまった。SPARQLは、ちゃんと学びたいなあと思いつつ何度も挫折したクエリー言語で、オープンデータの文脈でこの記事では紹介されている。ありがたい。