EPUB Parser v0.3.7リリース
EPUB Parserのv0.3.7をリリースした。
epub-parser (0.3.7): Parse EPUB 3 book loosely https://t.co/7UsY7J4lN1
— RubyGems (@rubygems) 2018年5月6日
二か月ぶりですね。
EPUB 2の表紙画像対応
たまにEPUB Parserをフォークしているのを見掛けて、その中で結構、EPUB 2のやり方で表紙を抜き出すパッチを当てているのがあるので、対応することにした。
EPUB仕様のバージョンは、日本では大体3系を使っていると思うんだけど、英語圏ではまだ2系を見る(O’Reillyの本とか)。EPUB 3の一つの特徴が日本語を含むCJKの慣習に寄ったことで、ルビや縦書きが導入された。[1]逆に言うと英語圏ではこれまでのツールやワークフローを変更する嬉しさがないわけで、EPUB 2が現役なんだろう。
CJKとは関係ないけど、EPUB 3になって表紙画像の指定方法も変わっている(というか今まではっきりしていなかったのをはっきりさせた)。そんなわけで、表紙画像を参照できそうな #cover_image
というメソッドが、手元の(EPUB 2の)本では nil
を返してしまうのをなんとかしたくてパッチを当てていたのだろうと思う。EPUB ParserはEPUB 3の為のライブラリーなので長いこと無視していたけど、状況が一向に変わらないようなので対応した。
表紙画像を抜き出すコマンド
% epub-cover APIデザインケーススタディ-――Rubyの実例から学ぶ。問題に即したデザインと普遍の考え方_00.epub Cover image output to cover.jpg
使いでがあるようなないような。
ホームページの変更
これまでrubydoc.infoのページをホームページにしていたのだけど、GitLab Pagesに変更した。
YARDのカスタマイズを反映させたかった
YARDのドキュメントに外部ファイルのサンプルコードを埋め込みたかった
コードカバレッジも載せたかった
あたりを解決するのに、GitLab CIを使ってビルドして、GitLab Pagesに上げることにした。カスタムドメインで運用したいとかあるんだけど取り敢えず今回はここまで。
あとはバグ直したりMarkdownからAsciiDocに移行したりドキュメントを修正したりしてた。