アペフチ

まんが読むのに適した環境

まんがの各ページが画像として手元にあるとしよう。これを閲覧するのにいい環境は何かなあとぼんやり考えている。

いやまあ、本当に閲覧するだけなら、タブレットでもmacOSのプレビューアプリでもなんでもいいんだけど。でも閲覧といったら、気に入ったページはブックマークしておきたいし、感じたことは書き留めておきたい。一冊の本の中でも気に入ったエピソードだけ何回も読みたいから選り分けておきたい。当然、一つの端末でやったことは他の端末にも反映されていてほしい。そういった時に統合的に色々できる環境っていうのはなんだろうって思って、そういうの、作ってみたいなあと思っている。

今は、まんが読んでて気に入ったページはスクショした後Gyazoに上げてる。コメントしたい時は、その画像にScrapboxからリンクして、思ったことを書いている。46fd437e4cbe8a97b29bce6a5809e790でもはっきり言って、めちゃめちゃめんどい。

なんか、既存の画像ビューワーでみたらいいのかなあと思って、IIIF実装を試したりしてみてるけど、IIIFはやっぱり目的違うので、「物語に集中して次々ページをめくる」というところに微妙に不自由を感じる。コメントとかできるのはいいんだけどね。

というわけでIIIF実装をもとに拡張していくのがいいのかなあ、それとも自作するのがいいのかなあ、などと思ってます。いいのあったら教えてください。自作するのにもIIIF実装をもとにするより、Firebaseとかで作った方が楽は楽だなあとか。

追記。

『実践Rust入門』をシンタックスハイライトして読む

まだ目次を見ながら気になるところだけ拾い読みしている段階だけど(何しろ『プログラミングRust』もまだ読み掛け……)、ふと、ソースコードがシンタックスハイライトされていないことに気が付きました。

ハイライトされていないソースコード

ので、ハイライトできるようにしてみました。

ハイライトされているソースコード

Pirkaというコマンドラインツールでこれができます。PirkaはRubyGemとして配布しているので、 gem コマンドでインストールします。

% gem install pirka

Pirkaは、外部でGit管理している「EPUB内のソースコードのプログラミング言語の辞書」を使用しているので、その辞書の最新版を引っ張ってきます。

% pirka update

次に本を用意します。Gihyo Digital PublishingからEPUBファイルをダウンロードします(Kindleで買っている場合はこれはできません! 先に言っておくべきだった)。ここでは「./実践Rust入門[言語仕様から開発手法まで]_00.epub」という場所に置いたとします(Pirkaは本をハイライト版で置き換えます。必要に応じてバックアップしておいてください)。

pirka コマンドを実行します。

% pirka ./実践Rust入門[言語仕様から開発手法まで]_00.epub

暫く待つとコマンドが正常終了するので、ファイルを開くことでシンタックスハイライト版の『実践Rust入門』が読めます。(ただ、iBooksはなんかハイライトされないので、別の環境で見てもらったらいいのかな、何でだろう……。要調査。)

Kindleで読みたい場合は、Kindle Formatに変換してください。

% gem install kindlegen
% kindlegen ./実践Rust入門[言語仕様から開発手法まで]_00.epub

カンバセイション・ピース

途中しばらく読まなくなってまた続きを読み始めたり、気に入った同じところを何度も読んだり、ちょっとした中断は再三やっていて、戻った時にどこまで読んだか分からなくなって記憶のあるところからまた読み直したらその先も実は読んだことある所だったけど構わず重複して読んだりということを繰り返して一年半ぐらい掛かった『カンバセイション・ピース』を読み終えました。筋とか出来事とか感情とか別にない(重要じゃない)ので早く続きを読みたい、読まなくちゃっていう焦りもないし、一度離れてまた戻ってもなんの問題もないという安心感があったりでリラックスして読み進めないことができていた、それなのに本を離れている間もずっと読んでいる気がしていて、多少の緊張感もあって、「読むのを諦めよう」という気になったりしない本でした。世界観が変わった気がする。